(たまきじんじゃ) 公式サイト
世界遺産(紀伊山地の霊場と参詣道)
大峰山脈の南端に位置する玉置山(標高1,076m)の山頂近くに鎮座する旧郷社。神武天皇御東征の途上として伝承されている。
創祀は明らかでないが、『玉置山縁起』には熊野本宮と同じく崇神天皇創祀とあり、王城火防鎮護と悪魔退散のために早玉神を奉祀したことに始まると伝えられている。
古くから熊野から吉野に至る熊野・大峰修験の行場の一つとされ、平安時代に神仏混淆となり、玉置三所権現または熊野三山の奥の院と称されてきた。
一時は別当院高室院を中心に七坊十五ヶ寺が境内に点在し、社僧数100人を擁し修験道の一大勢力となった。
大峰七十五靡10番の行場であり、古来十津川郷の総鎮守であった。
その後、神仏分離により玉置三所大神、さらに玉置神社となり、現在に至っている。
本殿
本殿
鳥居
鳥居
参道
参道

枕状溶岩(県天然記念物)
海底火山の噴火により噴出した玄武岩質の溶岩が海水により急速に冷却・固化したことにより生じた枕状溶岩が、地質活動により海底深くから玉置山山頂付近まで隆起したきたもの
枕状溶岩
枕状溶岩

杉の巨樹群(県天然記念物)
3万㎡の境内は、永らく聖域として伐採が禁じられていたため、吉野熊野の山々の彼方に熊野灘を眺める神域には樹齢3,000年を数える神代杉や常立杉、磐余杉などがそそり立っている。
神代杉
神代杉
夫婦杉
夫婦杉
大杉
大杉
磐余杉
磐余杉
常立杉
常立杉

玉石社
山頂付近の玉石社には祠(ほこら)がなく、杉木立の中に地上に露出している玉石をを神体としている。『玉置山縁起』ではこの山の地主神・山護神で、古来、玉置神社の奥の院と呼ばれ、大己貴命(おおなひちのみこ)を祀るという。本来の創祀はこの神社からとも推測できる。
玉石社
玉石社

社務所【需要文化財】は元の別当寺高牟婁院を改装したもの。上段の間等をもつ書院風の建築で、各居間は杉の一枚板の極彩色の板襖をもって仕切られていている。
梵鐘は佐々木高綱の寄進と伝えられ梵字が刻まれており、応保3年(1163)の銘がある。

住所 吉野郡十津川村玉置川1
アクセス JR 五条駅 十津川新宮方面行 十津川温泉~車30分~
 「玉置山駐車場」 ~ 徒歩20分
※自家用車でのアクセスがおすすめ
時間 自由
費用

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