(りゅうせんじ)
山上ヶ岳山頂にある大峯山寺の護持院の一つであり、役小角を開基、理源大師聖宝を中興とする修験道の寺院。役小角が大峯山での修行中、洞川に下って泉を発見し、その周辺に八大龍王尊を祀ったことに始まると伝わる。八大龍王尊は大峯山一山の総鎮守とされる竜神で、入峰修験者の守護神でもある。
大峯山の登山口にあたるこの寺は「大峯一の宿」と呼ばれ、本山派と当山派の区別なく共同で維持され、本堂・護摩堂・弁天堂をはじめ多くの堂宇があった。
昭和21年(1946)の大火で龍王堂を残して全焼したが、昭和35年(1960)に再建された。
客殿は彦根城内に建てられた大正天皇の行在所を移築した総檜造の建物である。境内の龍の口から湧き出る清水をもって水行場とし、行者はここで身を清め、八大龍王尊に道中安全の願いをかけて大峯山に入ることになっている。
背後の山は鬱蒼と茂る自然林(県の天然記念物)で、原始林の姿を今に伝えている。
境内は大峯山に包括されるものとして大峯山内道場と呼ばれ、昭和35年までは女人禁制であった。
総門
総門
本堂
本堂
大峯山第一水行場と水行場行者像
大峯山第一水行場と水行場行者像
神聖殿
神聖殿
峰入橋と池
峰入橋と池
八大龍王堂
八大龍王堂

龍の口
役行者が発見したと伝えられ龍神を祀っている湧水の湧き口。その水量は多く、水温は常に10℃くらい。
ここから湧き出る水を口にすると病気が治る不思議な水とされていて、この霊水を求めて各地より参詣する信者が多いとのこと。
龍の口と誠不動尊
龍の口と誠不動尊

龍王の滝
龍の口よりさらに奥に進むと、きれいに整えられた滝行場がある。脱衣所も整備されている。不動明王が見守る中、行に励むことができそうです。
龍王の滝(右)と脱衣所(左)
龍王の滝(右)と脱衣所(左)
龍王の滝
龍王の滝
不動堂
不動堂


住所 吉野郡天川村洞川494
アクセス 近鉄 下市口駅 洞川温泉行終点 ~ 徒歩5分
時間 自由
費用

ブログ村のランキングに参加しています。
良かったら 1日に1回、↓ の3つのバナーのいずれかをCLICKして、
応援してください。よろしくお願いします。
にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 奈良県情報へ にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ