(こうのじ)
銅造菩薩半跏像 【重要文化財】
銅造菩薩半跏像
天狗杉
樹齢250~300年。3本に幹が分かれ、樹高約20m。胸高幹囲426cm
枯死した初代に代わって名前を受け継いだ杉であるが、いかにも天狗が棲家としそうな巨樹である。
所在地 |
- 神野山の中腹
歴史 |
- 創建以来3回の火災で寺伝は明らかでない
- 天平13年(741) 聖武天皇の勅願で行基が創建したと伝えられる
- 平城京の鬼門鎮護の寺として尊崇が篤かったと伝わる
- 寺号は法性寺正院といったが、のちに嵯峨天皇の神野親王の2文字を賜って神野寺となったとされる
- 清和上皇が行幸した寺院の一つ ⇒ 明治末までは屋根瓦に菊の紋章を使っていたと伝わる
建造物 |
- 現在 : 山門、中門、本堂、聖天堂、鐘楼
特徴 |
- 宗派 : 真言宗豊山派
- 天平創建という古い歴史を持つ
- 聖天堂の前を通り抜けて境内の西奥へ進むと天狗杉がある
⇒ 神野山は天狗伝説の地として知られ、いろいろな天狗の話が語り継がれてきた
国宝・重要文化財 |
- 銅造菩薩半跏像 【重要文化財】
行事 |
- 特になし
銅造菩薩半跏像 【重要文化財】
- 像高25.5cm、思惟のポーズをとる半跏像
- インディアンの羽帽子のような宝冠は他に類例がない
-
胴体が極めて細く作られている:朝鮮三国時代百済の小金銅仏の影響
⇒ 日本では鞍作止利様式の衰退した飛鳥後期頃に造粒と推定される菩薩像によくみられる表現 -
台座に垂れる裳の襞(ひだ) ⇒ 飛鳥前期様式
卵形の面部が目鼻立ちが小振りで優しい ⇒ 飛鳥後期様式
⇒ 白鳳時代頃の製造といわれる - 如意輪観音とも伝える
- 火災で全身が荒れている ⇒ 正面の裳裾など部分的に不明瞭な箇所がある
- 奈良国立博物館に寄託
銅造菩薩半跏像
天狗杉
樹齢250~300年。3本に幹が分かれ、樹高約20m。胸高幹囲426cm
枯死した初代に代わって名前を受け継いだ杉であるが、いかにも天狗が棲家としそうな巨樹である。
住所 | 山辺郡山添村大字伏拝532 |
アクセス | JR・近鉄 奈良駅 北野行バス終点下車 ~ 徒歩40分 |
時間 | 自由 |
費用 |
コメント