神野山に点在する巨石には、鍋倉渓を天の川に見立てて、次のように地上に星座を写すように石を置いたという説がある。
  • 王塚  : 白鳥座のデネブ(夏の大三角形)
  • 天狗岩 : わし座のアルタイル(夏の大三角形)
  • 八畳岩 : こと座のベガ(夏の大三角形)【織女星】
  • 竜王岩 : さそり座のアンタレス【牽牛星】
天空の星と地上の磐とが一致する七夕の頃、天上の神が降臨すると考え、安定した生活を願う儀式の場であったのではないかと考えられている。
神野山 王塚
王塚

巨石信仰
変わらないもの、動じないものは人間の憧れとされ、特に「巨石」であれば、その圧倒的な存在感から畏敬の念が生まれ、周辺に暮らす人々のシンボル的な存在となり、精神的な拠りどころとなることが想像される。
その結果、人が集まり、祭祀が行われる聖なる場所となってきたのではないかと考えられている。
日本では、縄文時代の自然崇拝から神道、仏教にも溶け込みながら、脈々と続いていると考えられている。
参考: 月刊 大和路 ならら 2014年9月号 「聖なる岩へ 石をめぐる歴史と信仰」


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