(にしのみやこふん)

所在地
  • 平群谷の中心部、竜田川の西岸にある廿日山丘陵の南斜面に位置する
墳丘
  • 方墳(一辺:35.6m、高さ:南から見て7mほど)
  • 三段築成
  • 墳丘全体に貼石が確認され、特に傾斜部には約35度の勾配でタイルのように面を揃えて大型の石材を貼りつけていた
西宮古墳 墳丘図
墳丘図
埋葬施設
  • 両袖式の横穴式石室
  • 墳丘の中心と玄室の中心を重ねて、開口部は一段目のテラス上となる位置に造られている
  • 玄室:長さ3.7m、幅・高さ:1.8m、側壁、奥壁、天井石とも一石積を基本とし、床面には花崗岩の四角い切石がタイルのように敷かれている
  • 玄室には、兵庫県産の竜山石を刳り貫いた家形石棺(長さ224cm、幅115cm、高さ76cm)が残されている(蓋はなし)
  • 石室:長さ13.8m、精緻な切石の巨石を用いている
発掘調査
  • 既に盗掘を受けている
  • 知られている副葬品は須恵器(杯蓋、高杯片)のみ
  • 古くから開口していたようで、礫に経文の文字を書いた一字一石経などが564点も玄室から出土している
年代・埋葬者等
  • 7世紀中頃から後半の築造と考えられ、平群谷を代表する終末期の古墳として重要

西宮古墳 墳丘
墳丘
西宮古墳 刳貫式の家形石棺
家形石棺

住所 生駒郡平群町西宮543
アクセス 竜田川駅 ~徒歩10分
時間 自由
費用

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