(さみたたからづかこふん) 国史跡
家屋文鏡
家屋文鏡
所在地 |
- 河合町佐味田小字貝吹にある ⇒ 貝吹山古墳ともいわれる
- しかし、貝吹山古墳と名付けられた別の古墳が隣接して存在するので、地元では黄金山と称している
墳丘 |
- 前方後円墳(北東向き)、全長111.5m
- 前方部:幅45m、高さ8m
- 後円部:径60m、高さ8m
- やや大きな後円部に狭長な前方部をつけた古式古墳、段築は現状で二段築成
- 後円部は丘陵の上部にある ⇒ 後円部1段目上部分は前方部2段目と同じ高さとなる
- 外部施設として葺石と埴輪が確認されている
埋葬施設 |
- 埋葬主体は、粘土槨と推定
発掘調査 |
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【明治年間】
36面の鏡、玉類、石釧、鍬形石、石製合子、剣、斧、鏨(たがね)などが出土
大量の鏡が出土 ⇒ 唯一の出土例である家屋文鏡が含まれる
年代・埋葬者等 |
- 築造年代は、鏡や円筒埴輪などから4世紀後半と推定される
家屋文鏡
- 出土した36面の鏡の中で、最もよく知られている
- 国内で生産された仿製鏡
- 鈕を中心に以下の4棟の異なった建物が描かれている
- 入母屋の高床式建物
- 切妻の高床式建物
- 入母屋の平地式建物
- 入母屋の竪穴住居
- さらに建物には鳥や蓋(きぬさぎ)などが描かれている
⇒ このような表現は祖先神や土地神の依代であることを示している - 当時の建物の外観やその思想的背景を知る上で重要な資料
家屋文鏡
住所 | 北葛城郡河合町佐味田 |
アクセス | 池部駅 ~徒歩30分 |
時間 | 自由 |
費用 |
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