(あまかしのおか) 甘樫丘



この地名は古くから見え、甘樫のほかに、味檮、甘檮、味白檮、味橿、甘橿などとも書かれたとされる。『斉明天皇紀』の記事に、丘の東に須弥山を造ったとあることや東方の川が飛鳥川であると考えられることなどから、高市郡明日香村豊浦の東北方にある標高約148mの豊浦山一帯をさすと推定されている。
しかし、『皇極天皇紀』に見える蘇我蝦夷・入鹿の父子が、家を「岡」に並べ建て、蝦夷の家を上の宮門、入鹿の家を谷の宮門と称し、家の外に城柵と門の傍らに兵庫を作ったという記事との関連など未解明な謎が多く残されている。
最近では、蘇我氏関連の可能性のある遺跡なども発掘されているが、依然としてその全容は解明されていない。
飛鳥の小盆地全体を見渡せる格好の位置にあり、飛鳥観光の好展望台として多くの観光客でにぎわう。




国営飛鳥歴史公園 甘樫丘地区



 国営飛鳥歴史公園 甘樫丘地区
地区内には、眼下に飛鳥京(明日香村)の集落や藤原京跡(橿原市内)をはじめ、たたなづく青垣を望める川原展望台と甘樫丘展望台がある。
また、園路の一部(約2.3km)は万葉の植物園路として万葉集、古事記、日本書紀にうたわれた40種類の万葉植物を観察しながら楽しむことができる。(公式サイト抜粋)



川原展望台
自然石に埋め込んだ銅版には、「大和国原望景」が刻まれており、四方に展望できる山の名称や旧跡が一目で分かるよう工夫されている。



川原展望台
川原展望台からの眺望



甘樫丘展望台
甘樫丘の頂上。古代史の舞台となった藤原京跡や大和三山、遠くには生駒山、二上山、葛城山、金剛山系の山並みが一望できる。下の写真の山は畝傍山。



甘樫丘展望台
甘樫丘展望台からの眺望







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