(よしのやま)
世界遺産
(紀伊山地の霊場と参詣道)

大峰山脈の北端にある山で、吉野川支流の丹治川の上流に位置している。
『万葉集』などには吉野の山のほかに御金岳、水分山、高城山、青根ヶ峯、耳我領、耳我山などの名称が見られるが、平安期には吉野の山が広く使用されているようになり、固有名詞としての吉野山が定着していった。
金峯山寺蔵王堂は標高約365mの地点にある修験道の聖地で、金峯山修験本宗総本山として発展し、尾根伝いに街村状の門前町が発達している。著名な堂塔伽藍のほかに南朝関係の遺跡も多い。
また、桜の名所としても知られ、全山3万本とも称せられる。ヤマザクラは蔵王権現の神木とされて古くから伐採が禁じられ、平安期から苗木の寄進が行われてきた。
西行法師の歌などによっても有名になり、日本で有数の桜の名所になった。
大正13年(1924)に国の史跡・名勝に指定されているが、「下千本」「中千本」「上千本」の呼び名は、一地点から千本の桜が一望できるという意味。
吉野山へは近鉄吉野駅からロープウェイまたは「七曲坂」を上るルート、近鉄吉野神宮駅から大鳥居をくぐって吉野神宮を越えて歩くルートなどがあり、車では如意輪寺の峯から「上千本」の入口に出るルートもある。
吉野山碑
吉野山碑
吉野山風景(花矢倉展望台から蔵王堂を望む)
吉野山風景(花矢倉展望台から蔵王堂を望む)

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