(おおいちぼ)


箸墓古墳


邪馬台国の女王・卑弥呼の墓という説もあり、最も著名な古墳の一つ。

墳丘長は280m、後円部径155m・高さ29.4m、前方部長125m・幅140m・高さ16mの前方部の先端がバチ状に広がる形状の前方後円墳であり、最古級に位置付けられている。

想定される古墳の築造時期は3世紀後半と考えられるが、研究者によって若干の差がある。

現在は、宮内庁によって第7代孝霊天皇皇女の倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめ)の大市墓として管理されているので、内部には立ち入れない。


墳丘裾部分に板石が散見されることから、竪穴式石室の存在が予想される。


平成19年9月の台風7号による被害で、多くの樹木が倒壊し、墳丘に大きな損傷が生じた。

この復旧工事にあたって、根起き箇所などから多数の二重口縁壺形埴輪、特殊器台形埴輪が採取された。

これらの埴輪は、山陽地方に起源を持つとされる特殊器台、特殊壺と呼ばれる土製品が、埴輪へと変化していくまさに過渡期の資料といえる。

このことは、機内から吉備にかけての政治的なまとまりをも示唆している。

大市墓

大市墓


大市墓 墳丘

墳丘


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