(かいちょうじ)
薬師院戒場山戒長寺と号する真言宗御室派の寺院。本尊は薬師如来坐像で、俗に戒場薬師と呼ばれている。
戒場集落北側山腹に位置し、寺伝では用明天皇の勅願で聖徳太子が建立し、その後、空海も100日間籠って修行したと伝わるが、詳細は不明である。
平安時代には戒場道場として栄えた。寺地周辺に「ごま山」「どうばた」「堂阪」「大門」などの小字が残り、往時の隆盛が偲ばれる。
「正応四年(1291)」銘の銅鐘【重要文化財】は高さ121cm・口径66cmの均整の取れたもので、周囲に十二神将像を鋳出した珍しいものである。
その銘文には320人の施主によってつくられたと記してあり、当時の隆盛ぶりと歴史の深さを想像させる。
また、境内の「お葉つきイチョウ」(奈良県指定天然記念物)は、樹高30m・幹囲4mで、イチョウの植物系統計学上からも重要なものとされている。
戒長寺 境内風景
戒長寺 境内風景
戒長寺 お葉つきイチョウと銅鐘
お葉つきイチョウと銅鐘
戒長寺 本堂
本堂

本堂横の戒場神社には、樹高15m・幹囲6.2mに及ぶ「ホオノキの巨樹」(奈良県指定天然記念物)があり、樹齢は300年以上と推定されている。
ホオノキの巨樹
ホオノキの巨樹
戒場神社
戒場神社

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