(げんめいてんのうりょう)
元明天皇は第43代天皇であるが、生前から自らの葬儀は簡略に実施することを遺命とした。すなわち火葬した場所をそのまま墓とせよという薄葬の思想であり、現在その陵は平城山の西方に延びる丘陵上に治定されている。
現在の地に治定された経緯は、江戸時代に「函石」と称する方形の石が出土し、この石に刻まれた銘文から『東大寺要録』に図示された元明天皇の陵碑であると判断されたことによる。
銘文は縦8条、横7条の方眼によって約4cm四方のマス目が区切られており、
大倭國添上郡平城/之宮馭宇八洲/太上天皇之陵是其/所也/
養老五年歳次辛酉/冬十二月癸酉朔十/三日己酉葬
の文字が刻まれているとする。しかし、現状では数文字がかろうじてそれとなく判読できるものの、全文の釈文が検討できる状態ではない。
幕末の修陵の際に陵碑は現在地に運ばれたと考えられ、明治32年には原寸大の模造碑がすぐ横に建立された。
元明天皇陵
元明天皇陵
元明天皇陵
元明天皇陵

住所 奈良市奈良阪町
アクセス 近鉄奈良駅 加茂駅or高の原駅行バス8分「奈保山御陵前」
~徒歩1分
時間 自由
費用

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