(たかかもじんじゃ)
金剛山の東山麓に鎮座する。金剛・葛城山麓は古代の大豪族、鴨族の発祥の地。その鴨族が守護神として斎き祀った神社である。その末流は全国に分布し、各地で鴨族の神を祀った。
賀茂(加茂、賀毛)は郡名だけでも、安芸・播磨・美濃・三河・佐渡の国々に見られ、郷村名に至ってはさらに多いとされている。京都の上賀茂神社をはじめ、全国に分布している多数の鴨社も、全てこの地に源を発するもので、高鴨神社は全国の鴨神社の総社である。
延喜の制では名神大社に列して祈年祭のほか、新嘗祭に案上官幣に預かり、相嘗祭71座の中、高鴨社四座に絹8疋、酒稲200束等、26種の幣帛が定められ、名神祭285座の中に「高鴨神社四座」としてその名を列し、朝廷から厚遇されてきたことがわかる。
正面の鳥居の横に鐘楼があり、梵鐘の銘文には神宮寺の由来などが記されており、神仏習合の名残を留めている。鳥居をくぐると石段があり、その上に、本殿【重要文化財】がある。三間社流造・檜皮葺の室町時代の代表的な神社建築である。境内には18の摂末社があり、東神社の本殿は県指定文化財である。
4月末~5月初旬にかけて咲く「日本さくら草」が有名であり、品種・鉢数とも日本随一である。
金剛山の東山麓に鎮座する。金剛・葛城山麓は古代の大豪族、鴨族の発祥の地。その鴨族が守護神として斎き祀った神社である。その末流は全国に分布し、各地で鴨族の神を祀った。
賀茂(加茂、賀毛)は郡名だけでも、安芸・播磨・美濃・三河・佐渡の国々に見られ、郷村名に至ってはさらに多いとされている。京都の上賀茂神社をはじめ、全国に分布している多数の鴨社も、全てこの地に源を発するもので、高鴨神社は全国の鴨神社の総社である。
延喜の制では名神大社に列して祈年祭のほか、新嘗祭に案上官幣に預かり、相嘗祭71座の中、高鴨社四座に絹8疋、酒稲200束等、26種の幣帛が定められ、名神祭285座の中に「高鴨神社四座」としてその名を列し、朝廷から厚遇されてきたことがわかる。
正面の鳥居の横に鐘楼があり、梵鐘の銘文には神宮寺の由来などが記されており、神仏習合の名残を留めている。鳥居をくぐると石段があり、その上に、本殿【重要文化財】がある。三間社流造・檜皮葺の室町時代の代表的な神社建築である。境内には18の摂末社があり、東神社の本殿は県指定文化財である。
4月末~5月初旬にかけて咲く「日本さくら草」が有名であり、品種・鉢数とも日本随一である。
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