(かもつばじんじゃ) 公式サイト
鴨都波遺跡の上に鎮座している。境内地を中心に弥生時代の土器や石器、竪臼などの農具が多数出土し、高床式の住居跡も発掘されており、弥生時代の中期初め、鴨一族が水稲農耕を営み神社付近に住みついた事を表している。
主祭神は『古事記』に、鴨都味波八重事代主神(かもつみわやえことしろぬしかみ)と記されており、「代主」は田の神の古語、「鴨都味波」は鴨の水端、すなわち鴨の水辺の意味。「八重事」はしばしばの折り目という形容で、つまり、「鴨の水辺で折り目ごとに祀られる田の神」という神名である。
金剛山に源を発する葛城川と葛城山に源を発する柳田川が合流するこの地が、灌漑に最も適した地として、田の神を鎮め祀ったのに始まる。
事代主神を奉斎してこの地を領地としていた鴨王の娘が、神武、綏靖、安寧の三代の天皇の皇后となった由縁から、祭神は皇室の守護神とされ、宮中八神の一つとして崇拝されてきた。
延喜の制では名神大社に列し、月次・相嘗・新嘗の祭には宮中より官幣に預かってきた由緒ある名社である。
鴨神の高鴨神社(上鴨)、東持田の葛木御歳神社(中鴨)に対して、下鴨社とも呼ばれている。夏・秋の祭礼には、ススキ提灯献灯行事も行われている。
現在の社殿は、棟札によれば天保12年(1841)の建立とされ、三間社流造で千鳥破風をつけ、正面の前面に唐破風をつけた建物を、本殿と屋根で接続した複合的な社殿となっている。
鴨都波神社
鴨都波神社
本殿
本殿
拝殿と本殿
拝殿と本殿

本殿の右横には3つの末社が並ぶ。
末社(左から天神社、猿田彦神社、火産霊神社)
末社(左から天神社、猿田彦神社、火産霊神社)

他にも境内にはいくつかの末社がある。
神農社
神農社
稲荷神社
稲荷神社
祓戸神社
祓戸神社

紅葉の見頃を過ぎても、色濃くなっていたモミジがあった。ひと足早いクリスマスカラーの空間になっていた。
紅葉風景
紅葉風景

住所 御所市宮前町514
アクセス 近鉄 御所駅 ~徒歩10分
時間 自由
費用

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