(ふたつかこふん)
全長60m、後円部径36m・高さ10m、前方部の幅41m・高さは後円部とほぼ同じで、ほぼ南北に主軸をもつ前方後円墳である。西側のくびれ部には造出しが明瞭にみられ、前方部・後円部・造出し部のそれぞれに横穴式石室がある。6世紀中頃の古墳に3つの石室があるのは珍しい。
葛城山の尾根筋を幅10mほど切断して築かれ、1段低い東側にも平坦部が残っており、空濠の跡と考えられる。墳丘表面には、扁平な石材を使った貼石が認められた。
前方部の石室は両袖式で全長16.41m、玄室の長さ6.73m・幅2.98m・高さ4.1mである。奥壁から途中から少し前倒し、側壁も3段目から傾斜している。羨道が幅、高さともに開口部にいくほど開いている。
古くから開口し、内部は荒らされていたが、凝灰岩の石棺の破片が出土した。また、金銅花形座金具を始め、馬具、鉄製武具、農具の鋤先、玉類なども出土している。
造出し部の石室は、玄室と同幅の羨道をもつ横穴式で、全長7.82mである。一段低くなっている玄室から118個の土器類と馬具、武具、農具などの鉄製品が出土した。入口に近い所で、直刀、刀子、琥珀製棗玉(なつめたま)が出土し、木棺が安置されていた場所と推定される。
葛城山の尾根筋にある二塚古墳から東を望むと、畝傍山を中心とした眺望である。
全長60m、後円部径36m・高さ10m、前方部の幅41m・高さは後円部とほぼ同じで、ほぼ南北に主軸をもつ前方後円墳である。西側のくびれ部には造出しが明瞭にみられ、前方部・後円部・造出し部のそれぞれに横穴式石室がある。6世紀中頃の古墳に3つの石室があるのは珍しい。
葛城山の尾根筋を幅10mほど切断して築かれ、1段低い東側にも平坦部が残っており、空濠の跡と考えられる。墳丘表面には、扁平な石材を使った貼石が認められた。
前方部の石室は両袖式で全長16.41m、玄室の長さ6.73m・幅2.98m・高さ4.1mである。奥壁から途中から少し前倒し、側壁も3段目から傾斜している。羨道が幅、高さともに開口部にいくほど開いている。
古くから開口し、内部は荒らされていたが、凝灰岩の石棺の破片が出土した。また、金銅花形座金具を始め、馬具、鉄製武具、農具の鋤先、玉類なども出土している。
造出し部の石室は、玄室と同幅の羨道をもつ横穴式で、全長7.82mである。一段低くなっている玄室から118個の土器類と馬具、武具、農具などの鉄製品が出土した。入口に近い所で、直刀、刀子、琥珀製棗玉(なつめたま)が出土し、木棺が安置されていた場所と推定される。
葛城山の尾根筋にある二塚古墳から東を望むと、畝傍山を中心とした眺望である。
住所 | 葛城市寺口二塚 |
アクセス | 近鉄 新庄駅~徒歩35分 |
時間 | 自由 |
費用 |
コメント