奈良の三名椿とされ(他は、東大寺開山堂の「糊こぼし」、白毫寺の「五色椿」)、伝香寺の本堂東南側にある樹高4.5mの木に咲く。 この椿は色がまだ盛んな時、桜の花弁のように一枚一枚と散る。この散り際の潔さが、若くして没した順慶法印を弔う意味も込めて、いつしか武士 ...
伝香寺
伝香寺
(でんこうじ) 近鉄奈良駅の西側にある「やすらぎの道」を南へ進み、三条通りを越えると右手に率川神社の森が目立ち、その南側にある。 入口は道路に面した四脚門ではなく、北側の駐車場横にある。裸地蔵と散り椿で知られ、筒井一族の墓も残る。 本堂【重要文化財】は1間 ...