奈良の三名椿のひとつとされる。白毫寺境内、本堂の南方にあり、県指定天然記念物である。 寛永年間(1630年頃)に興福寺の喜多院から移されたといい、樹齢は約400年とされている。奈良三名椿のうち、江戸時代から咲き続けているのは、この椿だけである。 樹高約7m、根周り ...
椿
東大寺開山堂の糊こぼし(良弁椿) 探訪
奈良の三名椿に数えられる椿である。紅の花弁に白い斑があり、その様子が糊をこぼしたように見えるためにこの名がある。 開山・良弁僧正坐像を安置する開山堂の庭にその古木があるため、別名「良弁椿」とも呼ばれる。 修二会参籠中の無事を祈る社参の頃には硬かったつぼみ ...
伝香寺の散り椿(武士椿) 探訪
奈良の三名椿とされ(他は、東大寺開山堂の「糊こぼし」、白毫寺の「五色椿」)、伝香寺の本堂東南側にある樹高4.5mの木に咲く。 この椿は色がまだ盛んな時、桜の花弁のように一枚一枚と散る。この散り際の潔さが、若くして没した順慶法印を弔う意味も込めて、いつしか武士 ...